更年期ログ

更年期障害にプラセンタ、HRT、漢方と試しています。更年期の健康と食に関する体験記。

【更年期障害】わたしの症状と漢方変遷①

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今までを振り返りこの5年間について、備忘録として書いてみたいと思います。

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はじまりは5年前

39歳で高齢出産し、寝れない、自分の時間がない育児が本当にきつくて、体力的にも精神的にもいつもいっぱいいっぱいでした。

高齢になってからの子育てはある意味余裕があるなんて世間では言われてますけど、体力の消耗度たるや凄まじくて、余裕なんてものどこぞに生まれるのかと思いましたよね。

それでもこどもは目に入れても痛くないほどかわゆいし、育児の楽しさやしあわせを充分にも味わっているつもりでしたから、自分の体にかなりの無理がかかっているとはいえ、一日を全力疾走して終わるのも充実していたようには思います。

 

そんなある日、忘れもしない東北大震災のちょうど1ヶ月前でした。45歳の春。

朝食を作っているときに突然頭痛が起こり始め、なんともいえない気分の悪さで立っていられず、布団に駆け込んだのは。

そのままぐっすりと眠ることもできず、じっと横になったまま。体を動かすと気分が悪くなるので、ただただじーっとしてました。ほんと一点を見つめる感じ。

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その日から5年。

症状が強くなったり弱くなったりするものの全部消え去るということはなくて、ずっと不安を抱えたまま、たくさんの病院へ通った日々。

いつこのつらい症状から解放されるのだろう、いや開放される日が来るのかしらと、どん底まで落ち込む日々。

5年がたってようやく更年期障害と認められてきて、やっとやっと少し光が見えてきたところです。

 

症 状

はじめは動悸と異常な疲れやすさから。

今思えば、43歳くらいから始まっていたと思います。当時はきづかなかったけど。

こどもが幼稚園にあがって、その送迎がきつくてきつくて。

坂の多い町に住んでたんですよ。電動自転車で立ちこぎしてやっと登れるみたいな坂で。

こどもを送って帰ってきて家事を終えるとリビングの床に突っ伏してました。体がゆれるほどの拍動感や動悸。横になって休んでもすぐに回復するということはなかったですね。かわいそう。

それからじきに、ママ友とずっと話していると、めまいがしてきたんです。頭をおさえながら話してましたね。

夜こどもを寝かしつけるとき絵本の読み聞かせをしていても、グラグラと回ってくる。それでもその頃はそれが長く続くことはなかったので、ほおっていました。

 

そして東北大震災の1か月前、頭痛と気分の悪さで寝込んでからは、もうずっと何かしらの症状を抱えて生活してます。

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3年間ぐらいはおなかの調子も整わなくて、激しい下痢をしたり便秘をしたり。下痢も突然始まるので、外出がこわかった時期もありました。

こどもを連れて、展覧会を観に行った時も、急激に便意が催してきて、幼児を連れてトイレまでダッシュ。もうほんとに心臓に悪いです。

常にふらふらふわふわしていたり、頭にぴんぴんと拍動が響くような感じがして気分が悪かったり、神経が過敏になっているような感覚にも苦しみました。これって、この感覚をいくら口で説明しても他人にわかってもらえないんですよ。そこが一番つらいかも。

手足がじんじんしてしびれる。心臓がドドッとうつ不整脈も経験しました。

血圧も高くなっていたので、このまま心臓発作で死なないのかなとか、脳梗塞で倒れたりしないだろうかといらぬ心配までする毎日。小さな子供を残して死ねないなんて思ったりも。ドラマの悲劇のヒロイン的な。

夜はこれまた寝つきが悪い上に、すぐ目が覚めてしまいます。ときにはなんとなく気分が悪くて目が覚めてそのまま眠れないことも。

 

そんなことを繰り返しているうちに、どんどん気分まで落ち込んでしまい、家族に隠れてはさめざめと泣いていました。このまま死んでしまうのかなと思ったことも数えきれないくらいありましたよ。もっといえばこのまま死ねば楽になるのかなぐらいな勢い。まさに迷路入り。

 

病は気から。気は病から。とはよくいったもので、どちらかが崩れると、その片方も崩れますね、完璧に。心身というのはつながっています。

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最初の処方は当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

頭痛で寝たままになった次の日、それまで血圧でかかっていた循環器内科を訪れました。 

それまでにも、血液、尿の検査、内臓のエコー検査で、血圧がなぜ上がっているのかを調べていました。遺伝的なものなのか、あるいはホルモンによるものなのか、その辺を見極めるため。結果、異常がみつからず、体質、遺伝によるものかもしれないと診断され、とりあえず血圧を下げる薬が出されていました。

血圧が高いっていうのも、最初はショック大きかったですよ。老化を宣告されたみたいで。信じたくない気持で抵抗してました。 

 

それから、頭痛やふらふらする症状に対しては、漢方をつかってみましょうかということになり、先生が漢方薬の辞典を取り出し、その中から当帰芍薬散を選びました。ツムラです。

漢方は、体に合えば2週間ほどで改善が見られるらしく、期待して飲んでみてくださいと言われ、希望を抱いてその日は帰りました。

ところが、2週間を過ぎても4週間を過ぎても、変わる気配はないんですよ。症状の辛さからも解放されることのない日々が続き、希望を失い精神的にもものすごく落ち込みましたね。どうなるの。私? 

 

人生で一番きついと感じた時期を過ごしてましたね。 

 

私は色白で血色が悪いので、血行不良、貧血気味と見られるようなのです。ただ、貧血の検査で引っ掛かったことはありませんでした。疲れやすい、虚弱体質で、生理不順や更年期障害という場合には、まず、当帰芍薬散が処方されるようですね。

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その次は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

当帰芍薬散は2ヶ月ほど飲んだと思います。

改善が見られないので、漢方を変えてみることに。次に選ばれたのが、桂枝茯苓丸。

めまいやのぼせなど、頭の症状(気が上にあがっている人)向けの漢方と思います。これを飲んでみることになりました。

 

とにかく、夜眠れるようにすることも課題で、眠れないことで症状が悪化するのを防ごうというのが、先生と私の一致した考え。睡眠導入剤をつかわずに突破できればなと思っていました。もう迷宮入り寸前。

 

1ヶ月飲みましたが、運が悪いのか、この漢方でも思ったような改善は見られませんでした。相変わらず、不眠も続いていました。 

 

当時、1つちがいの妹も軽いホットフラッシュみたいなものを感じて、漢方薬局で当帰のエキスを購入して飲んでおり、調子がよくなったと聞いていましたので、体に合う漢方さえ見つかればなんとかなるのではという淡い期待をしていましたね。

 

もう更年期なのでは?という気持ちもありましたが、それでもまだ45歳。更年期としても入り口ぐらいでしたので、他の病気の可能性があるのではないかという不安が。

かかっていた先生からも、そろそろ更年期かなというお話は出てはいましたけれど。

 

長くなりましたね~、続きは次回にしたいと思います。

 

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