動悸や不整脈も更年期障害?
あるとき気づいたんですが、走ったりしたわけでもないのに、胸がドキドキしてきたり、脈拍がいつもよりずっと早くなっていたりするんですよ。
もしかしてこれが動悸?
いったん気になりだすと、頻繁に起こるようになってきて、夜寝ていてもふと目が覚めたときにまた感じるようになったりして。夜中だとほかの音も聞こえないので、自分の心臓の鼓動だけがやけに響いて体まで揺れるような気がしてくるんですね。
それからたまに、心臓のあたりにトンとかバクッとかいつもと違う脈を感じ始めました。それも気になりだすと回数が増えてきたりして、夜寝ようとすると気になって眠れないようになりました。悪循環です。
心臓のことって命にかかわると思うと、不安や心配がとめどなく襲ってきます。
このまま、ドキドキが続いたり、変な脈の動きが多くなったら、どうなってしまうんだろうと。
まずは循環器科を受診
とりあえずは、近所の循環器内科へ行ってみました。
ついでに、市の無料定期健診も受けました。病院に行くだけでドキドキしてしまうので倒れるんじゃないかとおそるおそるでしたけど。
最初に簡単な心電図をとってもらいましたが、異常がありません。数分程度の時間で脈の乱れがたまたま起こるということも頻度としては低いですからね。
あまり心配なら24時間心電図をとってみますかと言われます。
不安を抱えたままだと逆に症状を悪化させてしまいそうだったので、ここは勇気をもって24時間心電図をとってもらうことにしました。機械を他の方に貸し出しているので、それが戻ったら連絡するので来てくださいといわれました。
後日連絡をうけて再度来院しました。
24時間心電図
胸に携帯型の心電図をとる機械をテープではりつけられます。そして24時間つけっぱなしで過ごします。激しい運動とお風呂さえ我慢すれば、あとは普段と変わりなく過ごして大丈夫だそうです。次の日のまた同じ時間に来院するようにいわれ帰途につきました。
付け心地はまったく不快感もなく、つけていることも忘れるほど。胸あきの深い洋服だと見えてしまいますが、胸元まである服であれば見えないので、ほかの人にきづかれることもありません。
ただ夏や梅雨の蒸し暑い時期にされる方は、テープの部分がかゆくなったりすることがあるそうです。私の場合は冬でしたので、むしろあたたかくて安定感さえ感じました。
次の日来院する前に24時間がたっていれば自分ではずしてもかまわないとのことでしたが、面倒なのでつけたまま病院へ行きました。
結果は1週間から2週間後にわかるとのことで一旦帰り、また後日結果を聞きに行きました。
不整脈は出ている
不整脈は出ているものの、今すぐなにか大きな問題があるわけではないという状態でした。不整脈は感じなくても出ている人もいるらしいですね。問題はなくても不整脈感じることで不快感があるのであれば安定剤を服用してみてください、また半年後ぐらいに検査しましょうといわれて帰ってきました。
心臓は自律神経の影響を受けている
不整脈も動悸も心臓の乱れ。心臓というのは自律神経の影響を大きく受けています。更年期に女性ホルモンが減少することで、脳がエストロゲンを出すように卵巣を刺激するホルモンを一生懸命出すらしいです。するとそれが自律神経に影響を与え、交感神経が興奮したりバランスが乱れ体の不調として起こってくるのが、更年期の症状といわれています。
体は慣れようとがんばっている
女性ホルモンの減少した状態に体がなれていないので、不調がおこっているのですね。
治すというよりもこの状態になれていかないといけないのです。
動悸や不整脈で不安におびえると余計にひどくなる恐れもあるのかなと思います。ある意味これは体ががんばっている証拠だと思うようにしました。
混乱している自分の体を認めていたわってあげようと今は思うようにしています。
若い時には思いも及ばなかった不調が次々に襲ってきますが、すべては自分の体。
抵抗して落ち込んでばかりいましたが、今を受け止めて、今の自分とうまくつきあっていくことが大切なんだと、やっと少しずつ落ち着きを取り戻しています。
同じような悩みを抱えている人もいるのでないでしょうか。
たたかうのではなく受け入れて更年期が過ぎ去るのを待ってみませんか?